ジャパンビバレッジと団体交渉を行いました!

活動報告
03 /06 2018
 ブラック企業ユニオンは、自販機オペレーター業界大手のジャパンビバレッジと団体交渉を行っています。同社では、従業員が月110時間を超える長時間労働を強いられていたうえ、多額の未払い残業代が発生しておりました。

 団体交渉は昨年10月から開始しており、2月13日(火)には3回目の交渉を行いました。以下、交渉の経緯についてご報告します。
○事業場外みなし労働時間制のもとでの長時間労働・残業代不払い
 同社で自販機の飲料補充などを行うルートセールス従業員には、「事業場外みなし労働時間制」という制度が適用されていました。これは、外回りの営業など労働時間の算定が困難であるとされる労働形態において、実際の労働時間に関係なくあらかじめ定めた時間分だけ働いたとみなす制度です。

 この制度は、労働者を長時間働かせても会社が残業代を支払わなくてよい「定額働かせ放題」とも言われており、実際に長時間労働の温床となっています。ただし制度の適用には厳格な基準が設けられており、会社が具体的な業務指示を出しているなど労働時間の算定が可能であるとされる場合には違法となります。

 ジャパンビバレッジでは、労働時間の算定が可能であるにも関わらず、違法にこの制度が適用されていました。従業員のAさんは、「過労死ライン」を超える110時間以上の時間外労働を強いられることもありましたが、事業場内での業務(1ヶ月あたり約40時間)を除けば、時間外労働の残業代は一切支払われていません。また、Aさんを含む多くのルートセールス従業員は、業務量が多い上に会社からの電話対応を常にしなければならない状態で、休憩も取れずに長時間の勤務を強いられていました。

○実態に即した未払い残業代の支払いと労働条件変更の事前協議を約束しました!
 Aさんを含む従業員4人がブラック企業ユニオンに加入し、未払い残業代の支払いと労働環境の改善を会社に要求しました(現在はさらに組合員が増えています)。会社は当初、「事業場外みなし労働時間制が適用されているため、未払い残業代は存在しない」という立場で、休憩が取得できていない実態を組合員が訴えても理解を示しませんでした。
 その後、従業員5人を中心にブラック企業ユニオンが粘り強く交渉を続けた結果、ついに前回の交渉で、過去2年分の勤務について事業場外みなし労働時間制を無効として、ルートセールス職の全社員に対し、未払い残業代を支払うことを認めました。また、組合員に対しては休憩が取得できていなかった実態を認め、休憩時間がゼロだったとして計算し、未払い残業代を支払うことを約束しました。

 さらに、今後会社が組合員の労働条件を変更する際には、60日前を目処に、遅くとも45日前までに組合に通知し、事前協議を行うことも約束しました。つまり、組合に加入していれば、労働時間や賃金などの制度を会社が自由に引き下げることはできなくなります。もちろんこの約束は、これから新しく組合に加入した従業員にも適用されます。

○ジャパンビバレッジで働くのみなさん、ぜひブラック企業ユニオンにご相談ください!
 会社は、現職のルートセールス従業員に対しては、休憩取得に関するヒアリング調査を実施した上で、過去2年分の未払い残業代を支払うと約束しています。

 しかし、ルートセールス従業員は作業をしていないときも常にコールセンターからの電話に対応しなければならない状態(待機時間)だったので、本来ならば調査を行うまでもなく休憩時間はゼロと認めるべきです。会社のヒアリング調査では、この点が明確に説明されず、休憩時間を長く申告させられる恐れがあります。

 一方で会社は、組合との団体交渉で休憩が取れていない実態が確認できた場合、休憩時間をゼロとして未払い残業代を支払うことを明言しています。また、既に退職している従業員についても、請求があれば残業代の支払いに応じると認めています。

 そこで、全国のジャパンビバレッジの従業員・元従業員で未払い残業代を請求したい方はぜひ一度私たちにご相談ください。組合を通じて団体交渉を行えば、休憩が取れていなかった実態を会社に認めさせ、正確な額の残業代を支払わせることができます。

 また、長時間労働や上司からのパワハラ、有給休暇が取りづらいなど、現在の働き方でお困りの方もお気軽にご相談ください。相談は無料・秘密厳守です。

【相談連絡先】
TEL:03-6804-7650
MAIL:soudan@bku.jp


以下、団体交渉を申し入れた従業員Aさんからのコメントです。

事業場外みなし労働時間制は、まさに「定額働かせ放題」そのものでした。

「外回り中は働いているかわからないから残業代は無し」というのが会社側の言い分でしたが、実際は常に業務指示の電話に応じなければならなかったし、そもそも与えられた業務量が膨大で休憩など入社以来一度も取れた事がありませんでした。

会社は好き勝手に業務を命令してくるのに何時間働いても給料は変わらない状況に納得が出来ないまま働いておりましたが、長時間労働の末、病院で点滴を受けるまでなってしまい、ブラック企業ユニオンに加入しました。

 団体交渉の準備をしている中で、事業場外みなし労働時間制の適用条件を満たしておらず、会社が当制度を完全に悪用している事がわかりました。

 現在、事業場外みなし労働時間制の多くが違法に適用されているという指摘があります。 「外回りだから残業代は出ない」と言われて渋々納得している労働者も多いのではないかと思います。「自分もこの制度を適用されているが、何時間働いても残業代が出ないのは納得できない」という方がいたら一度ブラック企業ユニオンに相談してほしいと思います。

また、ジャパンビバレッジで働いている方で休憩が取れていないなど労働条件・環境に不満のある方、退職したけど残業代を払って欲しいという方がいたら、ユニオンに加入して頂いて、私たちと一緒に労働条件の改善や未払い分の請求のための運動に加わってもらえればと思っています。
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酒造会社Aと労使合意に達しました!

活動報告
03 /06 2018
ブラック企業ユニオンは以前より酒造会社Aと労災補償、長時間労働や残業代不払いなどの改善を求める団体交渉を重ねてきましたが、合意に達しましたので、報告します。

酒造会社Aにおいて、長時間労働と残業代不払いが常態化していました。また、機械の無免許運転等の安全衛生上の問題がありました。そうした状況下で、採用2年目の従業員B氏が機械の清掃を行う際に、右手指を切断するという労働災害が発生しました。B氏ら複数名が、ブラック企業ユニオンに加入し、団体交渉をした結果として、労働災害の損害の補償と未払いになっていた残業代を解決金として支払うことになりました。また、今後は、長時間労働や安全衛生上の問題を改善することを労使で合意するに至りました。

このように、A社には様々な問題がありましたが、団体交渉を行うことにより労働環境の改善、未払い残業代の支払いなどを約束させることができました。長時間労働や賃金未払い、パワハラ、セクハラ、その他働き方にお困りの方は、ブラック企業ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談は無料・秘密厳守です。

大東建託株式会社と団体交渉を行いました!

活動報告
02 /09 2018
 1月31日(水)、ブラック企業ユニオンは大東建託株式会社と第1回の団体交渉を行いました。同社では、従業員が月100時間にも及ぶ長時間労働を強いられていたうえ、多額の未払い残業代が発生していました(同社の労働問題については「大東建託株式会社に、団体交渉の申し入れを行いました!」http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-26.htmlをご参照ください)。
 以下、団体交渉の経緯について報告します。

・固定残業代制度について
 同社は昨年9月以前において固定残業代制度を導入していましたが、従業員に対して入社時に労働時間数を明示していませんでした。固定残業代制度について、裁判判例や学説によれば、固定残業代に含まれる労働時間数と金額の両方の明示がなければ無効だとされる傾向がありますが、会社は労働時間数について何ら説明していませんでした。また、会社はAさんの給料について未払いはないと主張していますが、Aさんは月100時間程度の時間外労働に従事させられており、仮りに固定残業代が有効だとしても、超過分が支払われていません。これらのことから、同社の固定残業代制度は有効性がなく、残業代未払いがあると考えられます

・賃金制度の不利益変更
 大東建託株式会社は、昨年の10月に大幅な賃金規定の変更を行いました。変更後は営業手当がなくなり、それに伴い9月以前から在籍している従業員に対しては残業代と共に「移行時保障手当」という名目の賃金を支払っています。会社はこれについて、基本給・時間外労働手当のどちらにも分類されない例外的な賃金であると主張しています。しかし、その法的根拠については明示しておらず、「移行時保障手当」の性質について納得のいく回答を得られませんでした。
また、賃金規定の変更に伴い、10月以降の月間総支給額が9月以前の月間総支給額を下回る可能性があり、賃金制度の改定が不利益変更にあたる可能性があります

 当ユニオンは、上記の項目の他、多くの従業員を使い潰す会社の労務管理についても改善を要求しました。同社にはこれまでに何件も労基署から是正勧告が出され、過労死も発生しています(http://www.mynewsjapan.com/reports/1200)。
 しかし、会社側はAさんの労働条件に関わる事項ではないとして回答を拒否しました。そもそも過労死が起きるような労務管理のあり方は社会的にも問題のある働かせ方です。その管理のもとで従業員が亡くなっても、違法な労務管理を続け、従業員や労働組合が問題を指摘しても回答を拒否するというような姿勢は、企業のコンプライアンスとしても問題です。

 以下、第1回の団体交渉に臨んだAさんのコメントです。

 先日、第一回目の団体交渉を行ってまいりました。まず最初に、私から入社してからの勤務状況や、申し入れを行うまでの経緯をお話しして、改善して頂きたい点や、私自身の感じた事や想いを伝えさせて頂きました。
 にも関わらず、残念ながらその後の質問では、『わからない。覚えていない。答える気はありません。』などの回答が多く、まともに取り合って頂けず、現場の建築営業社員の実情について、真摯に受け止める姿勢がない事が浮き彫りになりました。
 会社の利益だけでなく、現場で働いている、一人一人の人間の事を、もっと真剣に考えて頂けるよう、引き続き今後の交渉を通じて促していきたいと思います。

 大東建託の各店舗や、同じ建築・不動産営業職として働かれている方で、残業代の未払いなどの問題についてお困りの方は、ぜひ一度、当ユニオンまでご相談ください。
「ユニオンに加入したい」「一緒に会社と交渉して労働環境を改善したい」という方も大歓迎ですので、ご連絡をお待ちしております。

ブラック企業ユニオン
メール:soudan@bku.jp
電話:03-6804-7650
HP:bku.jp

 相談は無料で秘密厳守です。ユニオンは、安心して働ける業界づくりを目指して活動していますので、お気軽にご連絡ください!

大東建託株式会社に、団体交渉の申し入れを行いました!

活動報告
01 /21 2018
  1月18日、ブラック企業ユニオン(総合サポートユニオン・ブラック企業支部)は、大手住宅メーカーである大東建託株式会社に、団体交渉を申し入れました。同社ではさまざまな労働問題が発生しており、従業員のAさんがユニオンに加入したのを契機として、改善に向けて動き出すことになりました。大東建託で起きていた労働問題は以下のようなものです。

・過酷な長時間労働

 Aさんは昨年6月に入社して以来、建築営業の業務を担当していました。会社では、1ヶ月の残業時間の上限が70時間に設定されていましたが、実際はそれを超える月100時間程度の時間外労働に従事させられることが常態化していました。また、過酷な長時間労働のために会社をやめる人が後を絶たず、Aさんも入社して半年で退職に追い込まれました。同社の労務管理は、労働者を違法に長く働かせて使いつぶしているという点で大きな問題があるといえます。

・残業代の未払い

同社では月40時間分のみなし残業を想定した固定残業代制度を導入していると主張していますが、40時間を超えた分についての給料は未払いになっています。実際には上記のような長時間労働の実態があり、同制度は残業代を支払わないための「定額働かせ放題」の制度として運用されている可能性があります。
 

 上記のような問題を受けて、Aさんはユニオンへの加入を決意しました。「ブラック企業」による労働者の使い捨てが横行するなか、一人ひとりの労働者が会社と闘うことは、自身や業界全体が抱える労働問題を解決することに繋がります。
 Aさんは、自分と同じような被害に遭う人がこれ以上出てほしくないとの願いから、全社的な改善を求めて立ち上がりました。今回の交渉が改善に向けた第一歩となるよう、ユニオンでは大東建託株式会社に対して、長時間労働や賃金未払いといった違法な労働実態について是正を求めていきます。

 以下、団体交渉の申し入れに臨んだAさんのコメントです。

Aさんのコメント:

 相談を重ねるうちに、残業代の未払いや長時間労働が違法なものであった可能性を知りました。
 また、過酷な労働環境や会社からの過度な圧力により、毎年相当数の社員が退職に追い込まれている現実を内部でみており、そういった状況を変えて、周知していかないと、これからも年間数百人もの建築営業の社員がなにも知らずに入社して犠牲になってしまうと感じ、先日申し入れをいたしました。
 大企業による、大量に人を採用して使いつぶす姿勢を、今後の団体交渉を通じて正していきたいです。



 大東建託の各店舗や、同じ建築・不動産営業職として働かれている方で、労働環境についてお困りの方は、ぜひ一度、当ユニオンまでご相談ください。
「ユニオンに加入したい」「一緒に会社と交渉して労働環境を改善したい」という方も大歓迎ですので、ご連絡をお待ちしております。

ブラック企業ユニオン
メール:soudan@bku.jp
電話:03-6804-7650
HP:bku.jp

 相談は無料で秘密厳守です。ユニオンは、安心して働ける業界づくりを目指して活動していますので、お気軽にご連絡ください!

株式会社ユニマットライフが、東京都労働委員会の審判にかけられました!

活動報告
01 /17 2018
現在、ブラック企業ユニオン(総合サポートユニオン・ブラック企業支部)は、株式会社ユニマットライフが運営するレジーナ薬局で働いていた薬剤師であるAさんとともに、未払い残業代の支払い等、労働環境の改善を求めて団体交渉を行っています。

○株式会社ユニマットライフ・レジーナ薬局の概要

株式会社ユニマットライフ(www.unimat-life.co.jp/index.html)は、1958年に創業され、現在では従業員数(正社員)2587人を擁する大企業です。オフィスコーヒーサービスをはじめとして多くの事業を手掛けています。

その中で、調剤薬局事業として、レジーナ薬局(www.unimat-life.co.jp/drugstore/index.html)を運営しています。関東圏で9店舗展開しており、調剤薬局としては中堅の規模といえます。

○会社の不誠実な交渉態度

そもそも、会社は組合と誠実に交渉する義務を負っています(労働組合法7条)。
しかし、会社の交渉態度はとても誠実といえるものではありませんでした。

まず、団体交渉に出席している担当者は、職場での労働環境について全く分かっていませんでした。これは当該担当者自身が認めています。

また、団体交渉には交渉内容について決定する権限を持った者が出席しなければなりません。しかし、当該担当者は、窓口に過ぎず、団体交渉で何かを決める権限は持っていませんでした。これも当該担当者自身が認めています。

事実を良く知り、権限もある人間を出席させれば、団体交渉は1回で終わるでしょう。
これは、会社側にとっても良いことのはずです。
しかし、上記の交渉態度のため、団体交渉は遅々として進まず、時間ばかりが過ぎていっています。

ユニマットライフの狙いはどこにあるのでしょうか?
団体交渉を引き延ばし、労働者が諦めることを狙っているのでしょうか?
疑念がつのるばかりです。

○労働委員会への救済申し立て

以上のような会社側の交渉態度を受けて、組合は、東京都の労働委員会に救済申し立てをしました。

※「労働委員会とは何か」についてはこちらをご覧ください→http://www.toroui.metro.tokyo.jp/about.html

会社には、一刻も早く交渉態度を改め、誠実に交渉に応じるように求めます。

○ユニマットライフの労働者のみなさん、是非お気軽にご相談ください。

会社側の交渉態度や各種の証拠から、社内では違法・不当な労働環境が蔓延していると組合は考えています。

ユニマットライフの労働者のみなさん、ぜひお気軽にご相談ください。

相談無料・秘密厳守です。

【相談連絡先】
TEL:03-6804-7650
MAIL:soudan@bku.jp

ブラック企業ユニオン

ブラック企業ユニオンは、総合サポートユニオン(http://sougou-u.jp/)のブラック企業支部です。労働問題でお困りの方は、下記連絡先までお気軽にご相談ください!

〒155-0031
東京都世田谷区北沢4-17-15
ローゼンハイム下北沢201号室
TEL:03-6804-7650
FAX:03-6804-7247
メール:soudan@bku.jp
HP:bku.jp
アクセス:京王井の頭線/小田急線「下北沢駅」西口より徒歩10分、京王線「笹塚駅」より徒歩10分