大東建託株式会社と団体交渉を行いました!

活動報告
02 /09 2018
 1月31日(水)、ブラック企業ユニオンは大東建託株式会社と第1回の団体交渉を行いました。同社では、従業員が月100時間にも及ぶ長時間労働を強いられていたうえ、多額の未払い残業代が発生していました(同社の労働問題については「大東建託株式会社に、団体交渉の申し入れを行いました!」http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-26.htmlをご参照ください)。
 以下、団体交渉の経緯について報告します。

・固定残業代制度について
 同社は昨年9月以前において固定残業代制度を導入していましたが、従業員に対して入社時に労働時間数を明示していませんでした。固定残業代制度について、裁判判例や学説によれば、固定残業代に含まれる労働時間数と金額の両方の明示がなければ無効だとされる傾向がありますが、会社は労働時間数について何ら説明していませんでした。また、会社はAさんの給料について未払いはないと主張していますが、Aさんは月100時間程度の時間外労働に従事させられており、仮りに固定残業代が有効だとしても、超過分が支払われていません。これらのことから、同社の固定残業代制度は有効性がなく、残業代未払いがあると考えられます

・賃金制度の不利益変更
 大東建託株式会社は、昨年の10月に大幅な賃金規定の変更を行いました。変更後は営業手当がなくなり、それに伴い9月以前から在籍している従業員に対しては残業代と共に「移行時保障手当」という名目の賃金を支払っています。会社はこれについて、基本給・時間外労働手当のどちらにも分類されない例外的な賃金であると主張しています。しかし、その法的根拠については明示しておらず、「移行時保障手当」の性質について納得のいく回答を得られませんでした。
また、賃金規定の変更に伴い、10月以降の月間総支給額が9月以前の月間総支給額を下回る可能性があり、賃金制度の改定が不利益変更にあたる可能性があります

 当ユニオンは、上記の項目の他、多くの従業員を使い潰す会社の労務管理についても改善を要求しました。同社にはこれまでに何件も労基署から是正勧告が出され、過労死も発生しています(http://www.mynewsjapan.com/reports/1200)。
 しかし、会社側はAさんの労働条件に関わる事項ではないとして回答を拒否しました。そもそも過労死が起きるような労務管理のあり方は社会的にも問題のある働かせ方です。その管理のもとで従業員が亡くなっても、違法な労務管理を続け、従業員や労働組合が問題を指摘しても回答を拒否するというような姿勢は、企業のコンプライアンスとしても問題です。

 以下、第1回の団体交渉に臨んだAさんのコメントです。

 先日、第一回目の団体交渉を行ってまいりました。まず最初に、私から入社してからの勤務状況や、申し入れを行うまでの経緯をお話しして、改善して頂きたい点や、私自身の感じた事や想いを伝えさせて頂きました。
 にも関わらず、残念ながらその後の質問では、『わからない。覚えていない。答える気はありません。』などの回答が多く、まともに取り合って頂けず、現場の建築営業社員の実情について、真摯に受け止める姿勢がない事が浮き彫りになりました。
 会社の利益だけでなく、現場で働いている、一人一人の人間の事を、もっと真剣に考えて頂けるよう、引き続き今後の交渉を通じて促していきたいと思います。

 大東建託の各店舗や、同じ建築・不動産営業職として働かれている方で、残業代の未払いなどの問題についてお困りの方は、ぜひ一度、当ユニオンまでご相談ください。
「ユニオンに加入したい」「一緒に会社と交渉して労働環境を改善したい」という方も大歓迎ですので、ご連絡をお待ちしております。

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メール:soudan@bku.jp
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