コアズ宇都宮支社の正社員が新たに団体交渉申入れ

活動報告
11 /11 2017
 11月8日、ブラック企業ユニオンに加盟した警備会社コアズ宇都宮支社の正社員Aさんが、会社に団体交渉を申し入れました。

◯二年間分の未払い賃金を払って欲しい
 仙台支社での組合結成の結果、全社員に対し、未払い賃金の有無を調査し支払う、と組合にも話していました。ところが実際には1ヶ月分ほどしか支払われない場合がほとんどです。

 Aさんは本当に辛い思いをして重労働に当たってきたのに1ヶ月分(二十数万円)ではおかしい、と食い下がったところ、15万円が追加で支給されました。

 違法に賃金を支払わなかったのは会社であり、二年間分の請求権が自分にはあるのに、これしか支払われないのか、Aさんは強く疑問に思いました。組合が計算したところ、未払い賃金は、およそ400万円ありました。

◯準社員の条件をよくして人を補充し、長時間労働をなくしたい
 Aさんのもう一つの思いは、長時間労働をなくすことです。
 宇都宮支社では全体の9割が準社員です。
 準社員の時給は最低賃金。当然準社員は長く働くことはできず、欠員があっても新規募集に応じる人もほとんどいない状態です。
 その穴埋めをするのがAさんたち正社員で、過労死基準であるひと月80時間残業をする人もいます。
長時間労働をなくすために、まずは準社員の時給をらアップさせてほしい、とAさんは考えています。

◯全国のコアズの皆さん、組合にご相談をお寄せください。
 仙台支社での組合と会社の交渉では金額の格差があるものの過去二年間の未払い賃金を支払うことでは会社と組合は一致しています。
 また、会社は長時間労働の撲滅にと乗り出していて、その結果、組合加入者の残業時間がだいぶ減りました。
 全国でお困りのコアズの皆さん、組合に入って会社と交渉すれば、皆さんの支社、職場も変えることができます。
 まずは私たちにお気軽にご連絡ください。相談は無料です。秘密も厳守致しますので、相談に来られたことを会社に知られることもありません。


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ブラック企業ユニオン
TEL:03-6804-7650
MAIL:soudan@bku.jp
HP:http://bku.jp/
※相談無料・秘密厳守
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◯主な要求項目は次の通り。

1.過重労働の防止策の策定
(1)過労死基準 月間残業 80 時間 を超えるような長時間労働を改善すべく、労働組合と防止策を協議し、策定してください。
(2)36 協定の時間外労働と休日労働の労働時間を適切に削減してください。
(3)法定通りの休日を取得できるようにしてください。特に、夜勤明けに暦日で一日分の休日を付与するようにしてください。

2.賃金について
(1)全社員に過去二年間分の未払い賃金をお支払いください。
(2)過去二年間分の未払い賃金があると認識していながら、総額について一切説明せず、一か月分の金額しかお支払いにならなかった理由をご説明
ください。
(3)8 月に行われた契約改定は、「これまでと同じ条件」ということで契約締結が行われましたが、雇入れ時に貴社が明示された契約内容はごく簡易 であり、固定残業代をとても認識できない内容ですし、Aさんとしては、不利益変更を受け入れることができませんので、契約改定の不利益変 更は無効として取り扱ってください。

4 賃金制度の明確化
(1)各種手当と昇給、一時金など、賃金の基準が明らかになっていません 。
現状の基準について、組合及び全隊員に説明してください。
(2)誰もが納得できる賃金制度に改めるべく組合と協議してください。
(3)準社員の労働条件の改善について 準社員の賃金が最低賃金であるために、人が集まらず、定着率も非常に低いです。そのことが長時間労働の主要な原因の一つとなってます。そこで次の二点を要求します。
1 準社員の時給をアップしてください。
2 準社員が正社員になり長く働くことに意欲を持てるよう、正社員が昇給
するための制度や明確な基準を設け、準社員に周知するようにしてください。

style-RANGE社と5回目の団体交渉を行いました!

活動報告
10 /20 2017
 ブラック企業ユニオンでは、日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行っています。
(詳細はこちらの記事をご参照ください)

 10月17日、同社と5回目の団体交渉を行いました。今回は組合員に対する未払い賃金の支払いと、労働環境の改善について議論しました。

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 今回の交渉で、過去の未払い賃金の問題に関しては、労使間の合意が成立しました。おおむね実際の労働時間に近い水準で計算し、未払いになっていた賃金が支払われることになりました。

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次に、style-RANGE社の労働環境をどのようにして改善していくかについて、会社と話し合いました。

組合員のAさんは現在休職中ですが、長時間労働などによる病状が回復してきたため、近いうちに職場に復帰する予定であることをまず会社に伝えました。

そこで、ユニオンとしては、Aさん自身の労働環境はもちろん、style-RANGE社に勤める同僚の労働環境も含め、社内全体の環境改善を求めて、会社と交渉しました。

 大きな課題の一つは、長時間労働の是正です。Aさんをはじめ多くの従業員は、1日15時間以上・1ヶ月350時間以上という長時間労働を強いられていました。こうした状況に対して組合からは、36協定の上限を厚生労働省が定める「時間外労働の限度に関する基準(一ヶ月に45時間)」以下で設定するよう要求しました。

 次に、給与体系の見直しが必要です。会社の主張する固定残業代制度(職務手当と呼ばれている)は明らかに無効です。会社側も、組合員のAさんについては、復帰後も固定残業代制度を適用せず、職務手当を基本給に組み込むことに合意しました。しかし、会社は組合員以外の従業員に対しても同様の措置を講じることには難色を示しています。
組合員以外の従業員についても職務手当を基本給に組み込む形で給与を支払うよう、ユニオンは今後も求めていきます。

 他にも、休日出勤(日曜出勤)の日数の制限や、有給休暇を取得できる職場環境・体制の構築、タイムカードの適正な管理(代理打刻の禁止)などを、ユニオンから会社に要求しました。次回以降の交渉でも、引き続き具体的な改善に向けて話し合っていきたいと思います。


組合員Aさんのコメント:
 今回の団交で、未払い残業代の問題に区切りがつきました。次は労働環境の改善という大きな問題に着手することになります。当事者である自分が職場環境を整備して復職することによって、今までの団体交渉や行動の成果がより意味をなすと思います。また、style-RANGEの社員で組合に加盟する必要があると感じてくれている方もいると思います。次なる目標に向けて頑張りたいと思います。


 style-RANGE社の労働環境には今でも多くの問題がありますが、ユニオンによる労働環境の改善交渉は着実に成果を挙げつつあります。

ユニオンは、style-RANGE社で働く皆さんや、日本料理店、飲食業界で働く皆さんからのご相談や組合加入を受け付けています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ブラック企業ユニオン
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style-RANGE社と4回目の団体交渉を行いました!

活動報告
10 /02 2017
9月29日に、style-RANGE社と4回目の団体交渉を行いました!

ブラック企業ユニオンでは、日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行っています。
詳細:
日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行いました!
style-RANGE社と2回目の団体交渉を行いました!
style-RANGE社と3回目の団体交渉を行いました!

style-RANGE社では、以下のような労働問題が生じていました。

○長時間労働
 昨年10月に入社したAさんは、1日15時間以上にも及ぶ過酷な長時間労働を強いられていました。1ヶ月の勤務時間は多い月で350時間以上と、「過労死ライン」を大幅に上回っています。このような勤務によってAさんは体調を崩し、休職に追い込まれてしまいました。

○賃金未払い
 さらに、上記のような長時間労働に対して適正な残業代は支払われていませんでした。これには、「固定残業代」という制度が関連しています(詳しくは「tyle-RANGE社と3回目の団体交渉を行いました!」をご参照ください)。

 他にも料理長によるパワハラ・暴力など多くの問題が確認されています。これらの問題を改善し、調理師が働きやすい職場をつくるため、私たちはこれまで3回の団体交渉に臨んできました。

前回までの交渉で、上記の固定残業代制度については無効であることを前提にして、残業代を支払うと約束しました。また、パワハラや暴力についても、会社が事実関係の一部を認め、当該料理長の処分や再発防止措置などをとる意向を示しました。

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 今回の交渉では、組合員の労働時間の認定が争点になりました。同社ではタイムカードによって労働時間を管理していましたが、代理打刻や後からの改ざんによって正確な勤務実態がわからなくなっていたのです。

 組合員のAさんは、勤務のたびに働いた時間を手帳にメモしていました。これを証拠資料として団体交渉で提示した結果、1日約14時間という、実態に近い水準の労働時間が認められました。

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 また、同じく組合員のBさんについても13時間程度の労働時間が認められました。

 今回の交渉によって、固定残業代が無効であることを前提に、実際の労働時間に近い形で、未払い賃金が支払われることが確実になりました。

 ただし、店舗の労働環境改善という課題は依然として残されています。たとえ過去の未払い賃金が支払われても、style-RANGE社全体の長時間労働が改善されなければ、再び調理師が過労に追い込まれてしまいます。次回以降の交渉では、長時間労働やパワハラのない職場づくりのための具体的な改善策について協議していく予定です。


組合員Aさんのコメント:
 私たちはstyle-RANGE社の固定残業代制度が法的に無効であるという主張を続け、ついに会社は組合員に対しては固定残業代が無効であると認めました。また、不正に管理されていたタイムカードに関しても、より実態に近い水準での解決に向けて進んでいます。
 今回の交渉では大きな成果がありましたが、私たちにとって何よりも重要なのは、現在の労働環境の改善です。それに向けて今後も交渉を続けていきたいと思います。


 ブラック企業ユニオンでは現在、日本料理業界の労働環境改善を重点的に取り組んでいます。料理業界で長時間労働や賃金未払い、パワハラ、セクハラ、その他働き方にお困りの方は、ブラック企業ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談は無料・秘密厳守です。もちろん、ユニオンへの相談は業界を問わず随時受け付けています。

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「瓢嘻」本店前での抗議行動/署名にご協力お願いします!

活動報告
09 /16 2017
 ブラック企業ユニオンでは、日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行っています。
詳細:団体交渉①団体交渉②団体交渉③

 なお、日本料理店「瓢嘻」での労働実態については、8月29日の文春オンライン:決意の顔出し告発「私はブラック日本料理店に食い物にされた」に当事者のインタビュー記事が掲載されていますので、そちらもあわせてご一読ください。

 先日行われた3回目の交渉では、求人詐欺の原因となっている固定残業代制度の不適切な運用が議題になりました。しかし、会社側の担当者が実質的な決定権限を有していないために議論を進めることができず、結局翌日になってから文章で会社の意思が通知されるという結果になりました。本来ならば幅広く労働環境の改善について団体交渉の場で建設的な話し合いができたはずであり、交渉を円滑に進めようとしない会社の対応には問題があります。私たちは当初から一貫して、決定権限を有する代表者(同社の場合は社長)の出席を要求してきました。しかし、会社側は未だにその要求を無視しており、満足に交渉が進められていません。

 こうした対応に抗議するため、9月13日に「瓢嘻」銀座本店前で宣伝活動を行いました。今回の宣伝活動には、「瓢嘻」で働く調理師の組合員二人と応援に訪れた組合員七人が参加しました。

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 当日は、「瓢嘻」の調理師として団体交渉を闘う組合員が店舗前でマイクを持ち、長時間労働の現状や会社の不当な対応について訴えました。
 通行中の方へチラシを配布した際も、「こんな長時間労働はひどいと思う」「自分もユニオンの取り組みを応援したい」など、多くの方から賛同・応援の言葉をいただきました。ありがとうございます!

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組合員Aさんのコメント:
 本店前での活動を重ねるにつれ、賛同してくださる方や、話しかけてくださる方も増え、非常に励みになりました。次回の交渉では、社長との直接交渉ができればと思っています。
 今後ともご理解、ご協力をお願いいたします。


○署名にご協力お願いします!
 文春オンラインの記事「安倍首相のいきつけ 赤坂・日本料理店は超絶ブラックだった」でも紹介されたとおり、「瓢嘻」は安倍首相をはじめ政治家が頻繁に利用する高級料亭です。安倍政権は現在「働き方改革」と銘打って長時間労働対策を推進していますが、安倍首相自身が長時間過酷労働を強いる「瓢嘻」を愛用してしまっていることは、大きな問題だと考えます。
 そこで、安倍首相や政治家にブラック企業への「NO」を突きつけてもらうため、私たちはchange.orgで署名キャンペーンを行っています。多くの方々に支えられて、9月15日時点で賛同者の数は14000人を超えました。下記のリンクからキャンペーンに賛同することができますので、ぜひご協力をお願いします!
ブラック料亭にNOを!政治家・議員は、過重労働を強いる料理店の利用をやめてください!


 ブラック企業ユニオンでは現在、日本料理業界の労働環境改善を重点的に取り組んでいます。料理業界で長時間労働や賃金未払い、パワハラ、セクハラ、その他働き方にお困りの方は、ブラック企業ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談は無料・秘密厳守です。もちろん、ユニオンへの相談は業界を問わず随時受け付けています。

ブラック企業ユニオン
TEL:03-6804-7650
MAIL:soudan@bku.jp
HP:http://bku.jp/

style-RANGE社と3回目の団体交渉を行いました!

活動報告
09 /08 2017
 ブラック企業ユニオンでは、日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行っています。詳細:日本料理店「瓢嘻」を経営するstyle-RANGE社と団体交渉を行いました!style-RANGE社と2回目の団体交渉を行いました!
 なお、日本料理店「瓢嘻」での労働実態については、8月29日の文春オンライン:決意の顔出し告発「私はブラック日本料理店に食い物にされた」)に当事者のインタビュー記事が掲載されていますので、そちらもあわせてご一読ください。

 今回の交渉のポイントとなったのは、「固定残業代」という、決められた時間分の残業代をあらかじめ給与に組み込む制度です。この制度は、求人票の表示では実際より基本給が高く見えるため、求人と実態が異なる「求人詐欺」の原因として問題になっています。今回組合に加入した当事者の場合は、68時間分の残業代9万1000円が、基本給26万円の中に含まれていました。「基本給26万円」と表示された求人票を見て就職したにも関わらず、働いてみると実際の基本給は16万9000円と、大きく異なっていたのです。

 このような固定残業代制度の悪用は求職者を騙す手口として非常に悪質ですが、実際には法的な要件を満たさずに運用されているケースが多数で、多くの場合は固定残業代制度そのものが無効になります。

 style-RANGE社でも、求人に固定残業代の記載がなかったこと、面接で説明がなかったこと、68時間を超過した分の残業代が支払われていなかったことなど、運用にあたってさまざまな問題点がありました。

 団体交渉当日は、会社側交渉担当者は、固定残業代制について苦しい言い訳を繰り返すばかりで、議論が進みませんでした。前回に引き続き、今回も会社側交渉担当者は実質的な決定権限を有しておらず、固定残業代が無効であると交渉の場では絶対に認めることができないのです。組合は、こうした不誠実な交渉態度に対し、交渉中も厳重に抗議しましたし、今後も本社前での抗議行動を行っていきます。

固定残業代については、翌日style-RANGE社から、「固定残業代制の考え方につきましては、当社および貴ユニオンからそれぞれの意見が述べられましたが、貴ユニオンに所属する当社組合員との関係においては、当社の固定残業代制の効力を及ぼさないものとして団体交渉を行いたく存じます」とのFAXがありました。詳細は不明なものの、固定残業代制が無効であることを前提に協議するということだと思われ、一歩前進と言えます。


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 また、組合員のBさんは上司である料理長から顔面を殴る・足を蹴るなどの暴力やパワハラを連日にわたって受けていました。今回の交渉で会社はこれらのパワハラ・暴力行為があったことを認め、責任を取る意思があることを明らかにしました。調理場でのパワハラの再発防止策についても今後協議していく予定です。

 さらに、組合員のCさんが過労により体調を崩し、2度の入院を余儀なくされた問題についても、詳しく調査を行うよう会社に要求しました。

 今回の交渉では、会社が労働環境の問題点を認めた部分もあり、一定の前進が見られました。しかし、求人詐欺が行われている現状をどのように改善するか、長時間労働を是正するためにどのような対策を講じるかといった点では不透明な部分も多く、今後も議論を続けていく必要があります。


組合員Aさんのコメント:
 これまでブラック企業ユニオンを通じて、本社前での街宣活動やメディアへの発信を重ねてきました。今回の交渉は、これら一つひとつのユニオンでの取り組みの成果が見られる交渉だったと感じています。
 その一方で、求人詐欺は働く人にとって重大な問題です。実態とまったく異なる求人を断固として許すわけにはいきませんし、今後入社する社員のためにも求人詐欺をやめさせなくてはいけません。
 さらなる行動を起こしながら、会社の労働環境改善を求めていきたいと思います。

 ブラック企業ユニオンでは現在、日本料理業界の労働環境改善を重点的に取り組んでいます。料理業界で長時間労働や賃金未払い、パワハラ、セクハラ、その他働き方にお困りの方は、ブラック企業ユニオンまでお気軽にご相談ください。相談は無料・秘密厳守です。もちろん、ユニオンへの相談は業界を問わず随時受け付けています。

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